笑った話・笑ったコピペ【腹筋崩壊】

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【189話】サザエさんのopをかっこよくしたらこうかな?

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 21:03:49.16 ID:L+7ZjXfm0

──────その主婦は対象であるドラ猫に追い付いてもなお、走るのをやめようとはしなかった。
彼女は何のために走っているのか。魚のためでも、ドラ猫のためでもない。
彼女は日常に飽きていた。何をしてもアメリカのホームドラマのように円満に終わる人生。
そういったものにたいしての不安、不満が彼女を裸足で走らせているのだろうか。
むろん、裸足であることは彼女が当初望んでいたものではない。彼女は慌てんぼうなのだ。
だが、素足で地面を踏みしめる行為は、
自分のなかの不安をぐちゃぐちゃに踏んでいるような気がして、意外にも心地よいものだった。
彼女は走る。今日も走るし来週も走るだろう。
彼女の心だけはふわふわと日本を見下ろす気球に乗っている。




2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 21:04:09.52 ID:l62dMQH60
ラノベ風

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 21:05:42.68 ID:UnCWND+10
愉快なサザエさんはどこへ・・・
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 21:12:41.25 ID:L+7ZjXfm0
>>4
─────────────────────────楽天的主婦(the placer dial )

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 21:06:22.89 ID:HH1dWAyQ0
くっそワロタwwwwwww

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 21:13:59.49 ID:HMRq3RP/0
ノムリッシュ翻訳にかければおk

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 21:24:14.80 ID:P9mBIo4a0
>>8
お魚くわえたドラネコ=フェイト=ディシオム 追っかけて
裸足を裁く戒律でかけてく 愉快な貝の権化

皆の者が笑ってる 太陽神の加護も笑ってる

ルシルシ・ルシ女神ルルの祝福 聖都今日――無名の書 第2節よりも赦す天気


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 21:16:12.53 ID:Ba0/cRiw0
ロック調にすればいいじゃん
サァザァエサァァァァァァン

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 21:17:15.38 ID:QWgHYDgw0
あなたもサザエさん・・・・だと・・・?
つまり俺は・・・サザエさん・・・?

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 21:21:55.96 ID:L+7ZjXfm0
────────────────────忘却の彼方(ソリッド ウォレット)
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 21:22:21.83 ID:+mXnhjEV0

今日は楽しい、だなんてもう何年も感じていていなかった。籍をいれる前には何度も感じていたこの気持ち。
環境がそうなってしまっていたのではなく自分が変わってしまったのだと気づくのにそう時間はかからなかった。その時の虚無感と言ったらそうそう受け入れることなどできなかった。しかしそれにも何時の間にか忘れてしまっていた。あぁしかし、今日は楽しい日曜日

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 21:33:56.95 ID:pF4/1Dtf0
ああめんどくさいことになったな、と少し乱れた髪をセットしなおして、結局買い物に出かけることにした。
ドラ猫がニャアと玄関先で見送ってくれる。先ほどの魚はさぞかしおいしかったのだろう、こちらが再び魚を買ってくることに期待しているのだ。
ふざけるな。
近所も目もあるが、ドラ猫に小さな罵りを挨拶として返し、町まで出かけた。
二度目の買い物はどうにも恥ずかしいものがある。それでなくても「おっちょこちょいのサザエさん」と見られているのだ。
また、買い忘れたものがあったのかと思われる。
そうじゃないちがうんだ、ドラ猫に晩御飯の魚を取られたからだ、と本当のことを言ったところで、言い訳にしか聞こえない。誰も信じてくれやしないだろう。
早く買い物を済ませてしまおうと、そそくさと鮮魚コーナーを回り、レジに行く。視界の端にタイコさんがいたのは気付いていたが、面倒くさいのと少しあわてていたのとで、無視する。少し罪悪感が心に纏わりついた。
「お会計498円になります」
もうさっさと支払いを終わらせて家路に着こう、そう思ったそのとき、いやな予感がした。
財布は・・・持ってきていたか?財布は・・・
玄関において、そのあと、どうした?
背中がスッと冷たくなる。思考が最後の解を出す前に、身体は答えを知っていた。
財布を、忘れてきた。
言葉にしてそう思った瞬間、鼓動が早まる音に感覚を支配された。
またやってしまった。ははっ。
レジの店員が何かを言ってる。きっと嘲笑っているのだろう。
どこからか声が聞こえる。嘲笑っている声が聞こえる。
愉快なサザエさんだな、と。

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